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Ansys ModelCenter
システム要件をエンジニアリング解析に接続

要件をエンジニアリングに結び付けることで、エンジニアはマルチツールワークフローの作成と自動化、製品設計の最適化を行い、モデルベースシステムズエンジニアリング(MBSE: Model-Based Systems Engineering)を実現します。

MBSEの力を発揮

エンジニアリング解析ツールをデジタルスレッドに自動化

Ansys LS-DYNA、MathWorks MATLAB®、Microsoft Excel®、MSC Nastran®、PTC Creo®など、あらゆるソフトウェアツールの実行を自動化できます。これらのツールを統合して、自動化されたエンジニアリングワークフローを作成し、ワークフローライブラリを構築します。ハイパフォーマンスコンピューティングを活用して、「What-if」の質問を検討して、トレードスタディを実行します。それらすべてをシステムアーキテクチャモデルに接続して、モデルベースシステムズエンジニアリング(MBSE: Model-Based Systems Engineering)を実現します。

  • 開発コストの削減
    開発コストの削減
  • より競争力のある製品の設計
    より競争力のある製品の設計
  • あらゆるエンジニアリング解析を用いた要件の検証
    あらゆるエンジニアリング解析を用いた要件の検証
  • 任意の解析をデジタルスレッドに接続
    任意の解析をデジタルスレッドに接続

主な機能

ModelCenterは、繰り返し可能なタスクを自動化し、エンジニアリングツールと要件を直接リンクすることで、エンジニアリングワークロードを簡素化します。ユーザーが1日に数回のシミュレーションを実行する状況から、現在では数百回のシミュレーションを実行するようになりました。組織はリソースの使用を前倒しして、開発コストを削減しながら、市場投入までの時間を短縮できるようになりました。

  • 早期コンセプト設計の探索
  • オープンなアーキテクチャ
  • ワークフローの自動実行
  • 問題の早期特定
  • MBSEと解析およびシミュレーションの統合
  • 振る舞いシミュレーション
  • より適切な意思決定
  • コラボレーションの促進
  • 任意ツールの自動化
  • 簡単に作成可能なエンジニアリングワークフロー
  • トレードオフの検討
  • Model-as-a-Service

OSIRIS-REx宇宙探査機のミッション軌道をシミュレーションするためのモデルベースシステムズエンジニアリング(MBSE)の統合

MBSEを活用して、要件とミッション設計パラメータの継続的な検証を改善

OSIRIS-REx宇宙探査機のミッション軌道をシミュレーションするためのモデルベースシステムズエンジニアリング(MBSE)の統合

「シミュレーションを自動化してこのシステムモデルに統合することで、チームはミッション要件の変更に伴う潜在的な問題を迅速に特定し、宇宙探査機のライフサイクル全体を通じて要件とミッション設計パラメータの継続的な検証を実行できます。元のプロセスと比較した全体的な改善は、所要時間が約7分の1に短縮されたことです。」

—Phathom Athena Donald氏(Lockheed Martin Space社、システムエンジニア)

2016年9月5日、小惑星ベンヌを探査することによって太陽系の起源を発見するミッションで、OSIRIS-REx宇宙探索機を乗せたロケット「アトラスV」がケープカナベラルから打ち上げられました。ベンヌは、誰もが知りたい「私たちはどこから来たのか」あるいは「どのような運命が待ち受けているか」といった質問に対する答えを見つけるのに役立つかもしれません。

具体的なミッションは以下のようなものでした。

  • ベンヌの表面サンプルの回収と解析
  • 小惑星の地図の作成
  • サンプルサイトの文書化
  • 非重力による軌道偏差の測定(ヤルコフスキー効果)
  • 小惑星での観測と地上での観測の比較

2020年10月、OSIRIS-RExは、これまでのどのサンプル回収ミッションよりもはるかに大きい60グラム以上のサンプルを回収するために、タッチアンドゴー採取を実施しました。2021年5月10日、OSIRIS-RExはスラスターを噴射し、2年半に及ぶ地球への帰還を開始しました。

OSIRIS-RExのミッションは複雑で困難なものでした。その準備として、各ステップのテスト、モデリング、および解析に数ヶ月を要しました。このケーススタディでは、ModelCenter®とModelCenter MBSEを使用して、ミッションの成功に向けたモデルベースシステムズエンジニアリング(MBSE)の実現を目指して、Lockheed Martin社がどのようにミッションを計画したかについて説明します。  

July 2024

What's New

For 2024 R2, ModelCenter will become more accessible to users with an updated licensing model and connectivity to third-party connectors. With an updated connection to Minerva, users can now maintain better data traceability.

Seamless Integration between ModelCenter & Minerva

Store simulation data generated by ModelCenter in Minerva and maintain the traceability of generated data to support the digital thread.

2024 R2 Model Center Shared Licensing
Shared Web Licensing

Optionally eliminate the need to install, configure, and manage licensing servers, enabling high scalability and availability.    

2024 R2 Model Center Cameo
Added Support for Cameo 2024x

Stay up to date with the newest release of Cameo Systems Modeler to implement MBSE to reduce risk and manage complexity. 

モデルベースエンジニアリングプロセスには、直感的で柔軟性のあるオープンなフレームワークが必要

ModelCenterは、柔軟性をもってモデルベースエンジニアリングプロセスを実装します。ModelCenterを使用すると、エンジニアはモデリングツール、シミュレーションツール、エンジニアリングワークフローのライブラリを作成して維持できます。ワークフローを自動的に実行し、ハイパフォーマンスコンピューティングリソースを活用してトレードスタディを行い、「What-if」の質問を行うことができます。何よりも、これらのワークフローをシステムアーキテクチャモデルに接続して、モデルベースシステムズエンジニアリング(MBSE)を実行できます。

モデルベースエンジニアリングプロセスには、直感的で柔軟性のあるオープンなフレームワークが必要

 

主な機能

ユーザーが設計代替案を徹底的に探索して理解し、より適切な意思決定を行い、最適なソリューションを見つけられるようになることで、イノベーションを促進させ、製品品質を向上させます。

ModelCenterには、接続されたModelCenterワークフローを実行するためのグラフィカルユーザーインターフェースが用意されています。解析結果を使用して、要件の適合性をチェックし、満たされていない要件を自動的に強調表示することができます。トレードオフスタディを行うことで、異なる設計構成を評価し、システム設計を最適化することができます。新しい設計構成でシステムモデルを更新できます。

ModelCenterでは、NoMagic社のMagicDraw/CameoまたはPTC社のWindchill Modelerを使用して作成された振る舞い図に解析を接続できます。統合されたモデル(振る舞い図と解析)により、忠実度の高いシステムシミュレーションが可能になり、エンジニアは設計サイクルの早い段階でシステムの振る舞いとパフォーマンスを正確に検証できるため、コストを削減し、より優れた製品を設計できます。

ModelCenterは、モデリングツールの実行を自動化するためのツールと手法をユーザーに提供します。たとえば、ユーザーが作成したツールやスクリプト、従来のFortran/C++プログラム、スプレッドシート、数値解析モデル、データベース、CAD(Computer-Aided Design)モデル、CAE(Computer-Aided Engineering)モデルを自動化できます。

いくつかのソフトウェアツールを自動化した後、ModelCenterのドラッグアンドドロップによるグラフィカルユーザーインターフェースを使用して、これらのツールを完全なエンジニアリングワークフローに組み立てることができます。エンジニアリングワークフローでは、ツールを自動化する方法とタイミングの順序と条件を指定します。フローチャートと同様に、ワークフローには分岐、If-Then文、ループなどを含めることができ、ワークフローを自動的に実行します。

ModelCenterのLink Editorでは、ワークフローの実行時に、あるツールから次のツールに転送されるデータを指定できます。ワークフローには、任意の数の異なるコンピュータおよびオペレーティングシステムで実行されるツールを含めることができます。

解析とトレードオフスタディの結果は、重要な傾向とトレードオフを把握するために使用できます。繰り返し可能なエンジニアリング解析プロセスが作成されると、エンジニアはプロセスを繰り返し実行できます(利用可能な場合は、並列コンピューティングリソースを使用)。各実行は、異なる入力セットに対応します。エンジニアは、さまざまな設計代替案のパフォーマンス、コスト、信頼性、リスクを比較的短時間で探索し、定量化することができます。

ModelCenterのリソースおよびイベント

リソース & イベント

On-Demand Webinar
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モデルベースシステムズエンジニアリング(MBSE)エキスパートパネル

NASA Jet Propulsion Laboratory、SAIC社、Vitech社、Northrop Grumman社、Ford Motor社のエキスパートがモデルベースシステムズエンジニアリング(MBSE)について解説します。 

On-Demand Webinar
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デジタルミッションエンジニアリング(DME)エキスパートパネル

アメリカ国防総省の研究技術局、Parsons社、SAIC社、アメリカ空軍ライフサイクル管理センター、アメリカ宇宙軍の宇宙システム軍団のエキスパートが、デジタルミッションエンジニアリング(DME: Digital Mission Engineering)について解説します。

On-Demand Webinar
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複合領域の設計、解析、最適化(MDAO)エキスパートパネル

空軍研究所、Northrop Grumman Aeronautics Systems社、ManTech社、Boeing社、Lockheed Martin Aeronautics社のエキスパートが、複合領域の設計、解析、最適化(MDAO: Multidisciplinary Design, Analysis, and Optimization)について解説します。 


ブログ

モデルベースシステム

モデルベースシステムズエンジニアリング(MBSE)について

複雑さの管理、コラボレーションとコミュニケーション、コストの削減、製品の市場投入までの時間短縮を可能にするモデルベースのソリューションを企業がどのように使用しているかを紹介します。

MBSEの使用方法

航空宇宙工学におけるMBSEの使用方法

MBSEにより、設計プロセスのあらゆる段階にモデリングを拡張することで、エンジニアが航空宇宙システムの複雑さを管理できるようになる方法について説明します。

複雑なシステムの設計

モデルベースシステムズエンジニアリングを使用して複雑なシステムを設計する方法

MBSEを使用して、プロセス、モデル、入力データ、およびエンジニアリング設計や解析プロセスで生成された結果と結論を取得、整理、共有する方法について説明します。

組込みソフトウェア向けのモデルベース設計

組込みソフトウェア向けモデルベース設計で万事準備完了

Ansys SCADE Suiteは、信頼性の高い組込みソフトウェア向けのモデルベース開発環境であり、オールインワンプラットフォームを介してエンドツーエンドのソリューションを提供します。

Ansysができること

お問い合わせ

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当社はお客様の質問にお答えし、お客様とお話できることを楽しみにしています。Ansysの営業担当が折り返しご連絡いたします。

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