ANSYS Model Fuel Library

ANSYS Model Fuel Library

エンジンや燃焼器の設計者は、これまでにない低コストで排出を削減し、効率を向上させる努力を日々重ねています。燃焼モデリングは、エンジンの開発コストの多大な節減をもたらし、製品品質を向上させてきました。しかし、燃料モデルの不正確さが原因で、このようなメリットを享受できないことも多いという課題が残っています。エンジン設計者は、従来、燃焼シミュレーションにおいて、極度に規模削減された燃料モデルを使用してきました。これらのモデルは、予想結果を得るために、複雑なチューニングや調整が必要となります。従来のモデルに代わり、ANSYS ForteやANSYS Chemkin-Proのような先進的な燃焼シミュレーションツールでは、より大規模で正確な燃料モデルを利用できると同時に、解析時間も短縮することができます。モデル燃料ライブラリには、正確な実際の燃料モデルが一式で用意されており、最新のツールで簡単に使用することができます。

モデル燃料コンソーシアムによる開発
モデル燃料ライブラリ(MFL)は、業界主導によるモデル燃料コンソーシアム(2006~2012)プロジェクトと最新の燃焼科学に基づき、ライブラリを最新の状態に保持している現在のModel Fuel Library Subscription Service(モデル燃料ライブラリ登録サービス)の成果に基づいています。

60種を超えるマスター燃料成分を収録
MFLには、60種を超えるマスター燃料成分に対して、検証済みのモデルが収録されており、ガソリン、ディーゼル、ジェット燃料、FT燃料、天然または合成ガス、バイオ燃料、添加剤などの一般的な燃料の高精度燃焼シミュレーションに使用できます。これらの燃料は、「サロゲート燃料」と呼ばれ、複数のMFL燃料成分を組み合わせたものです。

Chemkin-Pro Reaction Workbenchにおける反応機構削減
Chemkin-Pro Reaction Workbenchでは、反応機構を簡単にライブラリに格納できます。Reaction Workbench内では、サロゲートブレンドオプティマイザーが、実際の多成分燃料の物性と一致する最良のサロゲート燃料混合比を決定します。 Reaction Workbenchはその後、反応機構削減技術を組み合わせて、自動で化学反応機構サイズを縮小します。

ANSYSシミュレーションソフトウェアの併用
モデル燃料ライブラリは、ANSYS Chemkin-Pro、Reaction Workbench、Energico、ANSYS Forte、ANSYS FluentなどのANSYSソフトウェアで使用する場合、暗号化されます。モデル燃料ライブラリでは、燃料の化学物性を正確に表現するか、あるいは適当なサロゲート燃料を作成するかのいずれかの方法でほとんどの実際の燃料をモデル化することができます。