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Ansysブログ
June 7, 2023
現役の業界専門家や新進気鋭の研究者にとって学術イベントは、最新トレンドの把握、新たなトピックの理解、そして斬新なアイデアに対するフィードバックの獲得ができる絶好の機会です。
Ansysは、ヘルスケア分野に特化した多くの学術イベントに参加し、交流と知見の獲得に努めながら、クラス最高の製品を紹介しています。
ポルトガルのリスボンで2月19日から20日にかけて開催された国際脳刺激学会議では、世界中の神経科学者が集まり、脳のメカニズムに関する研究を変革して脳疾患に対する新たな治療法を提供している脳刺激法について議論しました。
Ansysはこの会議で、精神医学研究センターとしても知られるフランスのポワティエにあるポワティエ大学病院との共同研究を発表しました。この共同研究では、強迫性障害やうつ病に対する経頭蓋直流電気刺激法(tDCS)に関連する科学的な課題に取り組むための臨床医向けワークフローを開発しています。
この手法は、精神疾患に対する非侵襲的な神経変調療法であり、成功するかどうかは患者の解剖学的構造と組織特性に大きく依存します。tDCSに対する患者の反応を理解するための貴重なツールを提供するのが、計算モデリングです。PyAnsysベースのツールを使用して、tDCSの自動化された個別化パラメトリック計算モデリングを行うことで、臨床反応結果と、個別化されたパラメトリック有限要素法シミュレーションから得られた定量的指標との相関を調べることができます。
個別化脳刺激モデルを作成するためのパイプライン
このワークフローは、頭部内にある対象構造の輪郭を取得するMRIセグメンテーションから開始します。その後、電極を構築し、パラメトリックでカスタマイズ可能な方法で電流を適用します。
このワークフローは、オープンアクセスMRIデータと自社データの両方を使用することで、問題なく適用されました。クリーンなセグメンテーションが得られ、頭部構造間の違いが明確になりました。結果として、ほかの検査で報告されている範囲と一致する電流密度を得ることができました。
Ansysは、3月7日にキングスカレッジロンドンで開催された心臓デジタルツインワークショップに参加し、発表も行いました。
このワークショップには、心臓モデリング分野のトップレベルの学術・産業専門家が集結し、学術機関、病院、研究機関からの発表者が、臨床現場への心臓のデジタルツインの導入に関するビジョンを共有しました。
Ansysは、ヘルスケア分野固有のニーズに対応し、心臓モデリング分野におけるAnsys LS-DYNAの導入を促進するために、共有可能で生理学的に妥当なモデル例とワークフローを構築していくというビジョンを紹介しました。
両心室形状における興奮到達時間(左)。右心室(赤)と左心室(青)の圧力-容積ループ(右)。
1991年にパリで発足した「生体力学とバイオメディカルエンジニアリングにおけるコンピュータ手法に関する国際シンポジウム(CMBBE)」は、計算生体力学に携わる専門家に特化したコミュニティへと発展してきました。このCMBBEシンポジウムは、生体力学とバイオメディカルエンジニアリングにおけるコンピュータ手法に関連する最先端の研究およびプロジェクトの共有と交流を図るためのプラットフォームを長年にわたって提供しています。
Ansysは、フランス国立科学研究センター(CNRS)によって2010年に設立された研究所Institut Pprimeとの共同研究を発表し、ポワティエ大学病院の「PRISMATICS(Predictive Research in Spine Management/Neuromodulation and Thoracic Innovation in Cardiac Surgery(脊椎マネジメントおよびニューロモデュレーションに関する予測研究、ならびに心臓外科における胸部イノベーション))」プロジェクトに関する研究を共有しました。このプロジェクトでは、慢性腰痛を患って脊髄刺激装置が埋め込まれた患者の臨床反応を脊髄刺激のモデリングによって改善することを目指しています。Ansysは、硬膜外腔に埋め込まれた電極の変形を表現するためにAnsys SpaceClaimとpyMAPDLソルバーを用いて開発されたモデルを発表しました。その目的は、この変形が脊髄レベルでの電気的反応に与える影響を評価することにあります。
慢性腰痛治療を目的とした脊髄刺激モデルの作成ワークフロー
フランスのバスティアで開催されたこの3日間のカンファレンスは、心臓血管外科医と心臓病専門医を対象とし、主に大動脈をテーマにしたものでした。最初の2日間は、臨床イノベーションに関する発表とパネルディスカッションが中心で、3日目は研究発表が行われました。Ansysと臨床パートナーであるレンヌ大学病院、ブルゴーニュ大学病院、トゥールーズ大学病院は、上行大動脈瘤や大動脈解離などのトピックについて発表しました。
Santenovは、フランスのディジョンにおけるヘルスエコシステムの連携、具現化、強化を図りながら、健康課題に対応する革新的な製品およびサービスを促進することを目的としています。この年次ラウンドテーブルは、健康技術分野向けの人工知能に関するシンポジウムの一環として、デジタルヘルス分野における科学的・技術的進歩に焦点を当てています。
6月19日から22日までフランスのリヨンで開催される第12回「心臓の機能イメージングおよびモデリングに関する学術会議(FIMH)」は、心臓血管イメージング、画像解析、心臓モデリングにおける最先端の研究と新規開発の取り組みを統合することを目的としています。このイベントは、心臓病学、放射線医学、生物学、生理学の専門家と、信号・画像処理、イメージング、応用数学、生物物理学、バイオメディカルエンジニアリングに携わる学生および研究者との連携促進を図るものです。Ansysは、LS-DYNAを用いて心臓モデルをシミュレーションできるPythonパッケージを紹介する予定です。
Ansys LS-DYNAにおける心臓モデルシミュレーションを生成するpyheart-libパッケージの概要説明
AnsysのパートナーであるCADFEM AT社は、2023年9月15日にウィーン工科大学で「Digital Engineering Advancing Healthcare: RF Electromagnetics for Medical Implants(デジタルエンジニアリングでヘルスケアを推進:医療用インプラントの高周波電磁界解析)」ワークショップを開催しました。このイベントでは、CADFEM社、Ansys、オーストリアの研究者による発表を通じて、高周波と電磁界を考慮した医療用インプラントの設計にシミュレーションがどのように貢献できるかを紹介しています。補聴器、インスリンポンプ、ペースメーカー、深部脳神経刺激装置など、Ansys HFSSを用いた応用例が紹介され、議論されました。
Ansys LS-DYNAとAnsys SpaceClaimの活用法について、詳細をご覧ください。