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Ansys Rocky Student Add-Ins: Rockyのモジュールとスクリプト

Ansys Rocky Student Add-Insは、専用のモジュールやスクリプトでAnsys Rocky(Ansys Student無料ダウンロードから入手可能)の機能を強化します。これらのツールを使用することで、外力の適用、粒子の削除、粒子特性の変更、データの収集など、さまざまなことが可能になります。

これらの優れたツールを使用して、新しい可能性を引き出し、シミュレーションを次のレベルに引き上げます。

バンドルの一部としてAnsys Rockyが含まれているAnsys Studentをダウンロードするには、こちらをご覧ください。

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これらのモジュールは、ソルバーの中核機能を拡張するための特殊なモデルです。モジュールをインストールするには、Ready-to-use Moduleフォルダ(以下に記載されているOS固有の場所)にファイルをダウンロードし、解凍して、Rockyを再起動します。

Windows: %USERPROFILE%\Documents\Rocky\Modules

以下のモジュールは、すぐに使用できるモジュール(Ready-to-use Module)として提供されています。

 

タイプ

名前

説明

外部熱

Thermal Radiation

シミュレーション中に発生する粒子間相互作用間の輻射熱交換を追加できます。また、粒子の輻射熱源としてジオメトリを設定することもできます。

 

モジュールの技術的詳細および操作詳細を含むドキュメントは、『Rocky Module Manual』で提供されています。

機能モジュールのコード例

機能モジュールは、実際のシナリオでRockyの機能を拡張するために開発されたモジュールです。モジュールユーザーは外力の追加、粒子の削除、粒子特性の変更、データの収集など、さまざまなことが可能になります。

以下の機能モジュールは、Rocky Studentで提供されています。

タイプ

名前

説明

外部熱

Thermal Radiation

シミュレーション中に発生する粒子間相互作用間の輻射熱交換を追加できます。また、粒子の輻射熱源としてジオメトリを設定することもできます。

 

独自のモジュールを作成するための基本的な例:

これらのモジュールは、Solver SDKの特定の機能の単純な例として作成されていますが、現時点では物理的または機能的な意味はありません。そのため、これらのモジュールを実際のケースで使用しないでください。これらのソースコードは、Solver SDKの適切な使用例として活用してください。

独自のモジュールを作成するための基本的な例:

タイプ

名前

説明

付着力モデル

Transient Adhesive Force

粒子間の接着力、あるいは粒子と境界の間の接着力が時間とともに増加する非定常付着力モデルを使用できます。Solver SDKの使用例として使用できます。

データ収集

Contact Curves

Rockyを使用して、ジオメトリと粒子の両方に対して、追加の接触頻度および接触回数の曲線を作成できます。Solver SDKの使用例として使用できます。

粒子の特定

Spherical Region

球状領域を定義し、その内部の粒子にマークを付けて、後で解析できます。Solver SDKの使用例として使用できます。

粒子の修正

Transient Size Scale

非定常サイズスケールを使用して、事前定義した時間間隔にわたって粒子の体積と質量を増加させることができます。Solver SDKの使用例として使用できます。

場の力

Field Force

インポートした場の力の.txtファイルで事前定義されている点群の名前を指定でき、これを粒子に作用する追加の物体力として使用できます。Solver SDKの使用例として使用できます。

Rocky Scriptsは、Ansys Rockyで提供される優れたツールです。このツールを使用して、モデルの構成、データのポストプロセスの実施、結果の解析など、シミュレーションプロセスを自動化およびカスタマイズできるようになります。

現在、このスクリプトはSetup Basic Rocky Project(Rockyの基本プロジェクトの設定)で使用できます。

スクリプトの技術的詳細および操作詳細を含むドキュメントは、『Rocky Scripts Manual』で提供されています。

Ansys Rocky Custom Moduleは、シミュレーション中の戦略的ポイントでRockyソルバーに接続され、カスタムコードの実行を可能にするコンパイル済みライブラリです。

ユーザーは、C++/Cudaで記述したカスタムモジュールを作成でき、Rocky Software Development Kit(SDK)を使用してモジュールをビルドし、それをRockyのシミュレーションで使用できるようになります。

Solver SDKを使用するための環境の設定方法の詳細については、Ansysヘルプの「Rocky Tutorial 23」およびAnsys Developer Portalの『Solver SDK Manual』をご覧ください。

Ansys Rocky入門コース

Ansys Rockyは、粒子流れの挙動を迅速かつ正確にシミュレーションするための、業界をリードする離散要素法(DEM)ソフトウェアです。無料で提供されているAnsysイノベーションコースでは、自動車、航空宇宙、流体力学、電磁界などの分野での材料応答をシミュレーションできます。