ANSYS Path FX

ANSYS Path FX

実績に裏付けされたパスベースタイミングおよびクロックツリー解析

ANSYS Path FXは、既存のサインオフおよび物理的な設計フローを補完します。大規模な設計であっても、SoC内のすべてのタイミングパスおよびクロックツリーを遅延やばらつきについて評価するための性能があります。ANSYS Path FXは、最も高度な製造プロセスにも立ち向かえる実績に裏付けされた精度と、複数のプロセス、電圧、温度コーナー、およびシナリオにわたって遅延や制約の引き金になるクリティカル要因をすべて考慮できる機能性を誇ります。

ANSYS Path FXの導入により、ショートカットなしに、フルSoC上でタイミングとばらつきを計算することが可能になります。完全なスレッド型および分散型のアーキテクチャと、数千ものCPU上で動作する機能を備えることで、利用できるCPUが増えるにつれてターンアラウンドタイムは大幅に短くなります。

ANSYS Path FXは、最先端の設計にも対応するよう、EOSおよび経年劣化シミュレーション機能も備えています。EOS FXシミュレーションはスレッド型のフルブロック/IPソリューションで、可能性のあるあらゆるEOS故障を徹底的に調査するためのベクトルが自動的に作成されます。電気的ノードごとの電圧を決定するために静的FXシミュレーションを使用すると、SPICEの精度で実際のEOS故障を特定して、誤検出警告を排除します。FX経年劣化シミュレーションは、応力効果のインスタンス固有の静的な確率を取得し、設計全体に応力を伝播させて、長期的な応力効果を特定します。トランジスターレベルの応力効果の計算を介して、応力条件をセル内まで伝播させることで、経年したセルを正確にシミュレーションして、時間経過に伴う回路遅延に関するインサイト(知見)を得ることができます。

ANSYS Path FXは、以下を提供します。

完全なパスベースのクリティカルパスタイミング
ANSYS Path FXでは、標準的なセルモデルまたはトランジスターレベルのSPICEモデルを使用して、数千ものパスをシミュレーションできることで、コーナーおよび統計的なタイミング結果を提供します。

フルクロックツリー解析
ANSYS Path FXは、設計内のすべてのクロックパスを自動的に特定してシミュレーションします。

超低電圧トランジスターレベルシミュレーション
ANSYS Path FXは、SPICEのトランジスターモデルと全波形伝播機能を活用することで、超低電圧および高度プロセスで信頼性の高い結果を得るための精度を達成します。ミラー効果や他の各種効果も、ショートカットなしに正しく扱われます。

遅延、制約、およびばらつき
ANSYS Path FXは、遅延、スルー、および制約をシミュレーションします。シミュレータは完全に統計的で、低電圧および高度プロセスノードでの非ガウス挙動を扱います。

ターンアラウンドタイムの短縮
ANSYS Path FXはスレッド型および分散型であるため、ターンアラウンドタイムを大幅に短縮し、メモリ要件を緩和します。

容易に統合
ANSYS Path FXでは、業界標準ファイルを読み込んで、フロー内に結果をバックアノテートするための豊富なレポートやSDFを作成します。