ANSYS 19.1、シミュレーションベースデジタルツインの包括的ソリューションを提供

最新版のリリースにより、生産性が向上しすべての物理分野で製品の複雑さが解消される

ピッツバーグ、2018年5月15日本日リリースされたANSYS®19.1は、製品開発者が単一のワークフローでシミュレーションベースのデジタルツインを迅速に構築、妥当性確認、展開することを可能とし、製品の革新を加速します。ANSYSNASDAQ:ANSS)の最新版リリースは、すべての物理分野で産業界をリードする製品とプラットフォームに基づいています。これによって、生産性の向上、製品の複雑さの解消だけではなく、コストの削減、市場投入までの時間の短縮も可能になります。

企業は常に、製品のサイクルタイムを短縮し、コストおよびリスクを抑えながら、製品を革新し、品質を向上させなければなりませんが、いったん製品が稼働を始めると特にこの圧力が大きくなります。ANSYS 19.1では、一つのワークフローでシミュレーションベースのデジタルツインを構築、妥当性確認、展開することを可能にする初めての製品ANSYS® Twin BuilderTMを提供します。これによって、石油・ガス、産業機器、エネルギーおよび航空宇宙・防衛産業のお客様は、数百万ドルものコストを削減できる可能性があります。

産業用設備の従来の予防保全は非常に高コストであり、また不要なメンテナンスコストを要する場合もあります。デジタルツインは、インダストリアルIoTIIoT)と接続されたプラットフォームを用いて収集されたデータと、物理現象に基づき正確に製品を再現した仮想レプリカとを連携させることで、予防保全のコストを大きく削減できる可能性があります。デジタルツインから得られる情報と予知保全の知見により、エンジニアは、実際に動作しているスマートマシンを分析し、十分な情報に基づいた判断を下して、製品の性能を大きく向上させることが可能となります。これによって、リスクの低減および予期せぬダウンタイムの回避が実現し、さらに稼働中の個々の製品の挙動を詳細に把握することにより製品開発の成熟を図れます。

ANSYS Twin Builderは、デジタルツイン向けのパッケージを提供する唯一の製品で、実際の製品のデジタルツインを迅速に構築、妥当性確認、展開することを可能にします。このオープンソリューションはいかなるIIoTにも統合可能で、稼働中の個々の設備を常に監視するためのランタイムデプロイメント機能を有しています。ANSYS Twin Builderにより、産業用設備のコネクティビティと包括的なシステムシミュレーションの連携が実現し、設備の診断とトラブルシューティングの実施、最適な保守プログラムの決定、個々の設備の性能最適化、次世代製品を改良するための有効なデータの取得が可能となります。

Pervasive Engineering Simulation(エンジニアリングシミュレーションの活用拡大)の考えをさらに進め、ANSYS 19.1では、全ての物理場を統合して非常に困難な設計課題に取り組むための完全なツールキットをお客様に提供します。このリリースは、お客様の生産性を大きく向上させ、製品革新を促進し、お客様の収益性を高めると共に世界経済の拡大にも貢献します。」(ANSYSシステムズビジネスユニット、Vice President兼ジェネラルマネージャー、Eric Bantegnie

ANSYS 19.1では、付加製造技術(AM:Additive Manufacturing)から3D設計までのすべての物理場で機能をアップデートし、すべての製品スイートにわたり複雑さを解消して解析機能を向上させました。これによって、ユーザーの生産性が高まり、より高精度な設計と製品が生まれます。

ANSYS 19.1リリースの他の特長には以下のものがあります。

複雑さが緩和され、全分野で迅速な結果を得ることが可能に

ANSYS 19.1は、金属付加製造技術の新しいソリューションを提供し、お客様が部品をプリントする前に迅速に製品設計を試験できるようにします。ANSYS® Additive Suiteを用いると、設計者は重量低減と格子密度の最適化、CAD形状の作成・修正・クリーンアップ、付加製造プロセスのシミュレーション、データの妥当性確認のための構造解析と熱解析の実施が可能となります。今や、ユーザーは、プリントプロセスの前にシミュレーションを実行し、プリンターを稼働させる前であっても、部品の設計・試験と性能妥当性確認を行えるため、物理的な試行錯誤による高いコストを大きく削減することができます。

構造スイートには、Granta社が提供する100以上の材料モデルを含む新機能とリソースが加わりました。構造スイートの広範な材料ライブラリフォルダーにより、エンジニアはより簡単に材料の選定・指定と妥当性確認を行うことができます。ANSYS 19.1のトポロジー最適化機能は、拘束と応答が定義された解析を行う際の柔軟性を高めます。

流体スイートでは、ANSYS 19.1は、油圧ポンプからロケット燃料システムまでの幅広い用途にわたるキャビテーションモデリングの新しい手法をユーザーに提供します。ユーザーは、従来の手法で必要とされた実験モデルのパラメータを必要とせずに、あるいは広範囲の試験を行うことなく、既存の物性を用いて信頼性の高いキャビテーション予測を行えます。

ANSYS 19.1ではANSYS EnSight Viewerの新しいバージョンであるANSYS EnVision Proを導入しました。これによって、EnSightのデータを用いてリアルタイムで新しいビューと写実イメージを作成することができます。マルチプルビューイングフォーマットにより、データは、あらゆる方法で誰でも見ることができます。ユーザーはデータを分析し、新しく見直したイメージとフリップブックを作成することができ、オフラインでも、オフィス外でも、またEnSightを使用していなくてもデータセットから知見を得ることができます。

Sub-Zero社は、シミュレーションを用いて、短期間で、かつ製品の信頼性と品質を損なうことなく、新機能の設計および設計反復を行っています。ANSYSのソリューションを用いて、当社は物理的な試作の数を25%減らし、エンジニアはより迅速にかつ低コストで作業できるようになりました。当社はANSYSの力を借りてエンジニアリングの最先端に立ち続け、ANSYSの製品がアップデートされるたびに、製品開発の最適化を進めています。」(Sub-Zero社、主席エンジニア、Anderson Bortoletto氏)

組込みソフトウェアスイートでは、プロジェクトモデルの読み込みが4倍速くなり、ナビゲーション機能の改良により、使い易さが向上しました。

3D設計スイートでは、設計者はより早く正確に、より多くのタイプの荷重条件をシミュレーションするために拡張された新しい機能を大いに役立てることができます。さらに、没入型の可視化を行うためにフライスルー型および透視図型のビューモードが追加されました。また、自動メッシュ生成機能が新たに追加され、結果の即時ポスト処理も加わり、これまでよりも迅速かつ簡単に製品の挙動を作成し表示することができます。

「心臓血管ステント等の医療用インプラントを開発するために、Ninsight社では、種々にわたる設計の膨大なセットの血行力学性能および構造性能を同時に妥当性確認しなければなりません。ANSYS Discovery Liveを用いれば、NVIDIAグラフィックスカードの並列処理機能を有効活用でき、新しいステント設計の初期の開発期間を1/10にまで短縮することができます。」(Ninsight社、チーフテクノロジーオフィサー、Michael Stadler氏)

解析機能の強化

ANSYS 19.1は、無線通信技術、自律化技術、電化技術の設計のために、電磁界スイートで新しい解析機能を提供します。これらの新機能には、先進運転支援システム(ADAS)と自律レーダーの解析およびプリント回路基板解析向けの新しいハイブリッドシミュレーション技術があります。ANSYSの電磁界シミュレーション製品には包括的なシステムモデリング機能があり、最新のパワーエレクトロニクスシステム分析機能を提供しています。

システムズスイートでは、ANSYS® medini analyzeが、自動車、航空宇宙・軍事および鉄道産業におけるHazard and Operability StudyHZOP)のために装備されたネイティブモデルベースのエディターを含む、大きく改良された安全手法を提供します。

半導体スイートでは、新しい3D集積回路(3DIC)グラフィカルユーザーインターフェースウィザードにより、複数のダイ、インターポーザおよびパッケージをシームレスに接続して、チップレベルのパワーインテグリティおよびサーマルインテグリティを解析できるようになりました。そのため、使い易さが大きく向上し、3DICのセットアップと解析が容易になりました。ANSYS 19.1では、チップ-パッケージ-システムの熱解析機能も拡張され、早期の信頼性解析が可能になりました。これによって、システムレベル設計の柔軟性が高まり、設計の範囲が拡大され、設計マージンが狭まり、コストの掛かる設計反復が削減されます。

ANSYS 19.1の特長とそれによるメリットの詳細は、www.ANSYS.com/19.1 をご覧ください。

ANSYSについて
ロケットの打ち上げをご覧になったり、飛行機で空を旅したり、車を運転したり、橋を渡ったり、PCを使ったり、モバイルデバイスの画面にタッチしたり、あるいはウェアラブルデバイスを身に付けたりされたご経験はおありでしょうか。それらの製品は、ANSYSのソフトウェアを使って生み出されたものかもしれません。ANSYSは、工学シミュレーションの世界的リーディングカンパニーとして、今までにない優れた製品の誕生に貢献しています。最高水準の機能と幅広さを備えた工学シミュレーションソフトウェアの提供を通じ、ANSYSは、最も複雑な設計上の課題であっても解決を支援し、製品設計の可能性を想像力の限界まで押し広げています。1970年に設立されたANSYSは、数千人のプロフェッショナルを擁し、その多くは有限要素法解析、数値流体力学、エレクトロニクスおよび半導体、組込みソフトウェア、設計最適化などのエンジニアリング分野で博士号、修士号を取得しています。本社を米国のピッツバーグ南部に置くANSYS は、世界中に75ヵ所以上の戦略的販売拠点を有するとともに、40ヵ国以上のチャネルパートナーとネットワークを築いています。詳細は、 www.ansys.com をご覧ください。

シミュレーション関連の情報については、 www.ansys.com/Social@ansys.com をご覧ください。

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アンシス・ジャパン株式会社(ANSYS Japan K.K.)は、米国ANSYS, Inc. 100%出資の日本法人です。ANSYS, Inc.のCAEソフトウェアを日本で販売し、あわせてサービス、サポート体制を確立するために設立されました。

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