エンジニアリングシミュレーションは、製品の電動化による複雑さに対処する、コストパフォーマンスに優れた唯一の手段です。

電動化があらゆる業界で、製品とプロセスに革命的な変化を起こしています。その背景には、Eモビリティ、エネルギー効率に対する需要、環境意識の向上、優れた性能/動作をもたらす電気システムの急増、そして低炭素技術に対する顧客ニーズがあります。

自動車業界では、R&Dの焦点は新しいパワートレインシステムに大きく転換しつつあります。大手自動車メーカー各社が、ハイブリッド車や完全な電気自動車に莫大な投資を行っています。航空宇宙・防衛産業では、電動航空機イニシアティブによって、騒音、放出量、重量、燃料燃焼の少ない電気推進システムの開発が加速しています。

全世界のエネルギー情勢に目を向けると、生産者は大規模な集中型の発電所から、より小規模な分散型の発電システムおよびマイクログリッドに移行しつつあります。こうした変化によって、産業プロセスや住宅/商業施設向け電気システムのイノベーションが活発化しています。

電動化への期待に応えるには、従来の製品設計アプローチを見直す必要があります。電動化されたシステム/コンポーネントの追加によって、高性能でしかもエネルギー効率に優れた製品を開発するには、新たな次元の工学的な複雑さ、今までにない設計上の留意事項に対処しなければなりません。

エンジニアリングシミュレーションは、開発期間を短縮するとともに、電動化された新しい製品やシステムの要件に応じた企業のエンジニアリング慣行の転換に貢献します。

電動化に対応するANSYSのシミュレーションソリューションは、次のように開発業務のあらゆる側面に対応しています。

電動化:新しいレベルのパフォーマンスを達成

Volkswagen Motorsport社のエンジニア集団が6ステップからなるマルチフィジックスシミュレーション設計プロセスを利用して開発した電動レースカーは、2018年のパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムで、世界最速の記録を打ち立て優勝しました。Volkswagen Motorsport社の活躍に、ANSYSのソリューションがどのように貢献しているか、ビデオでご確認ください。

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電動化を実現する高速で正確なシミュレーションソリューション

電気・電子機器/モータ
  • 最小で最も効率的なEVモータの設計
  • 高電力密度、特殊な素材、新しい冷却技術から生じるノイズ、熱、製造の課題を排除
  • 保証予算を最小限に抑えながら、製造予算内にとどまり、期待される耐用年数を実現
バッテリーと電源
  • かつてないサイズ、重量、コストの目標を達成するパッケージに、大量の電力量を適合
  • 以下の場合でも、バッテリーが充電状態のバランスを常に維持し、常に確実に動作することを実現:
    • 電気化学的な劣化の克服
    • 熱冷却の管理
    • 重大な障害への対応
パワーエレクトロニクス
  • 最高レベルの効率と性能でEVモータを実現するパワーエレクトロニクスを可能に
  • 臨界温度、EMC、EMIの制限内で動作しながら、複雑なシステムがどのように電気機械と相互作用するかを設計および検証
パワートレイン統合
  • バッテリーを以下との結合システムに正確に組み込むことにより、設計目標を確実に実現:
    • モータ
    • 機械的負荷
    • 配線
    • パッケージング
    • ソフトウェア