Fire and Smoke Propagation

火炎・煙伝播

建物や地下鉄などの施設に使われる火炎・煙制御システムの設計を担当するエンジニアと建築技師は、居住者の安全、施設の構造的信頼性、政府規制の遵守の3つの重要な要素を心に留める必要があります。火災安全システム(検知システムや換気システムなど)の設計を構成する変数をすべて考慮することは、膨大な作業になります。 
火炎と煙を制御するには、最初に、火災の発生、拡大、構造への影響を引き起こす様々な物理場の現象を把握しなければなりません。たとえば、建物のレイアウトを踏まえて、有毒ガスがいつ、どのように発生し、どこに広がるのか、また有毒ガスの爆発を引き起こすものは何かを考えてみてください。仮想試験は、こうした要因を特定するための最も正確で経済的な手段であるとともに、防火および火災制御システムを開発する最善の方法でもあります。 
ANSYSのソフトウェアを使用すれば、変数を仮想試験し、考えられる様々なシナリオのシミュレーションを実施し、可能な限り安全なシステムを開発することができます。
ANSYSのソフトウェアで、煙・火炎伝播をシミュレーションして、実際のシナリオを詳細かつ正確に表現し、緊急避難計画を作成したり、検知器、ファン、抽出器などの消火装置の最適な配置を決定したりすることも可能になります。これらのソフトウェアは、消火システム、勢いの弱い火および強い火、フラッシュオーバー、バックドラフトの調査にも利用でき、サードパーティ製の避難解析ソフトウェアと組み合わせれば、避難時間を予測することもできます。
シミュレーションによって、火炎と極限温度が材料に与える影響や、爆発などの大惨事による構造劣化を分析することができます。ANSYSのソフトウェアは、煙制御計画の迅速な実施を可能にし、大惨事後の火炎・煙制御調査にも威力を発揮します。
ANSYSのソフトウェアは、他の追随を許さない奥深さと幅広さを兼ね備え、防火業界に最適なソリューションとなっています。
コンピュータ支援エンジニアリング(CAE)によって煙・火炎シナリオを検討することは、性能重視の設計に欠かせません。これらのシナリオを通じて、設計を効率的に進め、構造的信頼性だけでなく、建物居住者の生活環境の快適さも確保することができます。