次数低減モデル

シミュレーションは、時間のかかる難しい作業になりがちです。設計のある部分を変更するだけで、シミュレーションが大幅に難しくなることもあります。次数低減モデル(ROM)を作成すると、リアルタイムシミュレーション中に変更を行って結果を分析することが可能になります。そのため、シミュレーション時間が著しく短縮されます。

ROMは次のようにさまざまな点で、エンジニアと設計者にとって有益な特性があります。

  • 不慣れなユーザーでも使いやすい
  • リアルタイムシミュレーションを実行可能
  • モデルのストレージ容量を削減
  • 大規模なシステムシミュレーションを効率よくモデリング

下記は、16セルのバッテリーパックに関するCFDとROMの結果を、後処理シミュレーションについて比較したものです。CFDの熱シミュレーションは、6個のCPUで5時間を要しました。一方、ROMは1個のCPUを使って所要時間は30分でした。

CFD

16セルのバッテリーパックのCFDシミュレーション、所要時間5時間
(画像提供:General Motors社)

ROM

16セルのバッテリーパックのROMシミュレーション、所要時間30分
(画像提供:General Motors社)

CFDとROMの比較

CFDとROMの平均セル温度の経時的な比較
(画像提供:General Motors社)

数値流体力学モデルの次数低減モデルを作成する方法は、こちらをご覧ください