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RF感度低下

RF感度低下は、エンジニアが無線製品の開発時に直面する重大な設計上の課題です。製品の小型化、デジタル信号の高速化、小さな占有面積内で複数の無線システムや無線が動作することにより、受信装置の感度が著しく劣化します。業界におけるこのような傾向のため、エンジニアは、RF感度低下に対して、確実なソリューションを求めるようになります。ANSYS HFSSおよびEMITを利用することで、幅広い業界において無線電子機器のRF感度低下の問題点の診断およびその削減が可能になります。これらの高度なシミュレーションツールは、多くの信号や受信器を持つ大規模で複雑な電子機器の解析を可能にし、原因の追求を行うとともに、感度低下の問題を削減します。

EMITの強力なシステムレベルのRF解析ツールを使用するにあたって、内蔵されているライブラリの無線動作モデルから開始するとともに、設計の過程でより優れたデータが利用可能になり次第、そのモデルを継続的に向上させることができます。EMITの高度に可視化された自動診断機能により、すべての干渉の原因を特定して、それを調査し、受信装置への影響を様々な精度で明らかにします。

主要機能:

ANSYS HFSSとSBR+によって、以下が可能になります。

  • 何千万もの無線周波数干渉(RFI)経路が想定される高速ソリューションに最適化されたシステムソルバー
  • 標準ベースの内蔵無線ライブラリとコンポーネント
  • 相互変調、高調波、スプリアス応答、広帯域ノイズなどの非線形現象を含む帯域内干渉と帯域外干渉の広帯域モデルと解析
  • 干渉源の全容を知るための詳細な可視化と診断ツール、そしてその軽減方法
  • 無線周波数干渉(RFI)の問題点を迅速に高度なレベルで可視化するためのシナリオマトリックス
  • 無線周波数干渉(RFI)の原因解析の詳細なグラフィック情報のための相互作用ダイアグラムにおける信号のトレースバック
  • 受信された干渉電力の広帯域プロットと各要因と根本原因を示すポインター
  • 無線機器設計時の初期シミュレーションによるRFI問題の検出、診断およびその軽減
EMITのシナリオマトリックス、相互作用ダイアグラムおよび5G対応スマートフォンへの干渉源を示すプロット

図1 EMITのシナリオマトリックス、相互作用ダイアグラムおよび5G対応スマートフォンへの干渉源を示すプロット

 

改善されたIoTボード上のアンテナとの結合の減少を示すHFSSの電磁界プロット

図2 改善されたIoTボード上のアンテナとの結合の減少を示すHFSSの電磁界プロット