レーダー断面(RCS)と散乱

HFSS SBR+との統合で、ANSYS HFSSは、新たな機能を付与され、電気的に非常に大規模なターゲットとシーンを持つレーダーシグネチャーのモデリングを行います。SBR(Shooting and bouncing rays)法は、物理光学(PO)をベースにしたレイトレーシング技術の1つで、幾何光学(GO)レイトレーシングによって、マルチバウンスインタラクションに拡張されたものです。HFSS SBR+は、何百何千もの波長のサイズを持つ電磁問題を効率的に解決するのに最適です。HFSS SBR+を使用可能な高周波EMソルバー技術にANSYS Electronics Desktopで統合することによって、レーダー設計者は、最良のシミュレーション技術を適用して、サブ波長からキロ波長に至るレーダーシグネチャーを予測することができます。HFSS SBR+は、衝突検出および回避システムとステルス技術の設計には、理想的です。

PTDおよびUTDフレームワークの高度なエッジ回折物理学で動作するHFSS SBR+は、金属と誘電体を含む構造物、さらに、誘電損、多層誘電体、吸収材を有する構造物の大規模な電磁モデルリングを正確かつ効率よく行います。ANSYSは、1つのフレームワークですべての高周波EMソルバーを提供できるようになり、スムーズかつ統一された作業フローを迅速化することで、これらの複雑な電磁問題を解決します。さらに、レーダーシグネチャー解析では、HFSS SBR+は、平面波励起の運用により、単一状態および双状態RCSモデリング機能を特長としています。

特長

  • 高度な回折物理学による業界をリードするSBR+(shooting and bouncing ray)技術
  • 大規模なターゲットの極めて効率的な解析
  • モデルのプリ処理、シミュレーションおよび結果のポスト処理を統合した使いやすい最新のインターフェース
  • 高機能演算オプションの加速処理(複数のCPUコアで効果的にスケーリングを行い、NVIDIA GPUを利用)
  • 大規模な航空機、船舶、ミサイル、地上車両のリアリティのあるCADモデルのインポート能力
  • ANSYS Electronics Desktopに統合した総合的なマルチフィジックスシミュレーション
  • 持続的な開発とサポート

レーダー断面および散乱

船舶(104.6m x 16m x 18.5m)の双状態RCSをANSYS Electronics Desktop内で1GHzにて解決 入射平面波の角度が45°上昇、正面から45°外