アンシス・ジャパン、ANSYS 17.0を発表

2016年1月28日

アンシス・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:大古 俊輔)は本日、構造から、流体、電磁界、システムにいたるさまざまな分野で製品開発プロセスを大幅に改善する最新のソリューションとして、ANSYS® 17.0を発表しました。業界をリードする次世代のシミュレーションスイートANSYS 17.0は、製品開発を大きく飛躍させ、スマートデバイスから自動運転自動車、エネルギー効率を高めた機械に至るさまざまな業界に革新的な進歩をもたらす可能性を秘めています。ANSYSの45年の歴史の中で最も多機能なANSYS 17.0を導入すれば、製品開発の生産性、洞察力、パフォーマンスを10倍高めることができます。

Industry 4.0と呼ばれる次の産業革命の重要な柱の1つとされているのがシミュレーションです。「モノのインターネット(IoT)」の登場によって、あらゆる製品の高性能化が進み、また新しい先端材料によって、軽量、高強度、かつ環境に優しい設計が実現しつつあります。さらには積層造形技術によって、ユーザーが想像できるすべての形状を3Dプリントすることが可能になっています。しかし、こうしたトレンドの力を活かすためには、シミュレーションツールを使用して、大幅に増えた選択肢を仮想的に調査し、未来の成功につながる設計を見極めることが不可欠です。

「企業は、売り上げを増やして最終的な収益を向上させなければならないという大きなプレッシャーに晒されていますが、そのためには、イノベーションの創出、市場投入期間の短縮、業務効率の改善、製品品質の向上を図る必要があります。ANSYSは、お客様がシミュレーションを利用して製品開発プロセスを強化することで、重要な業績評価指標を改善し、競争の先頭に立てるよう支援しています。当社がシミュレーションプラットフォームの最新バージョンの開発に着手した際には、お客様の製品開発プロセスを1桁、すなわち10倍改善することを目標にしました。」(ANSYS、社長兼CEO、Jim Cashman)

「Hyperloop Technologies は、安全で信頼性の高い陸上輸送を、音速に迫るスピードで提供しています。ANSYS 17.0のテクノロジーを利用することで、設計に関する洞察を深め、開発プロセスに必要な改善を施すことができます。これがHyperloopコンセプトの実現に役立っています。」(Hyperloop Technologies 社、設 計および解析担当副社長、Josh Giegel氏)

「ANSYSは過去数十年間にわたってシミュレーション主導の設計を実現するリーダーとして認められてきましたが、ANSYS 17.0のリリースは、ANSYSのモデリングとシミュレーション機能のすべてをひとつにまとめたことで、大きな一歩を踏み出したといえます。これは、物理挙動のモデリングとシミュレーションを中心に据えた、統合型かつオープンなエンタープライズ向け製品イノベーションプラットフォームというビジョンを実現するために必要な条件でした。業界は今後10年間、モノのインターネット(IoT)、Industry 4.0、循環型経済といったメガトレンドのなかで、モデルベースのシステム開発というビジョンとそれがもたらすメリットに向けて前進していくでしょう。ANSYSの製品ポートフォリオとプラットフォームは、常に進化を続けるソフトウェアと電子コンポーネントを備えた複雑なサイバーフィジカルシステムを開発するためのマルチドメイン要件を満たすのに最適と言えます。」(CIMdata社、代表取締役、Peter Bilello氏)

本バージョンの特徴:

10 倍の生産性を実現: ANSYS 17.0によって解析が高速化するため、エンジニアと設計者は製品開発サイクルで正しい判断をより迅速に下せるようになります。このため、企業は既存のエンジニアリング資産を使って最大限の生産性を上げ、速やかに技術を革新し、製品を短期間で市場に投入できます。

また、ANSYS 17.0では、半導体と電子機器の各シミュレーションを緊密に連携させて、包括的なチップ-パッケージ-システム設計ワークフローを構築できます。熱解析の自動化および構造解析の統合という新機能により、チップおよびシステムを考慮したシミュレーションを実施し、携帯機器の小型化と低消費電力化を図ることも可能です。「モノのインターネット」の登場によって、こうした機能がますます多くの製品やエンジニアにとって重要になっています。

ANSYSの流体解析スイートは、物理モデルの革新的な進歩によって技術上の優位性を保ちつつ、全体のワークフローとユーザー環境を一新し、精度を損なうことなく解析時間を最大85%短縮します。経験の少ないユーザーであっても、改善されたワークフローとメッシュ生成によって順調に生産性を高めることができ、 経験豊富なユーザーは、新しいツールとオプションによってアプリケーションの幅を広げることができます。

「ANSYSは、マルチドメインの3Dメッシュ機能を真の意味で統合することでブレークスルーを果たしました。流体と構造のインターフェースを密接に統合することで、人工的な境界条件を設定せずに問題の実際の物理現象をシミュレートし、深く考察できるようになりました。」(HUSCO International社、エンジニアリング担当ディレクター、Brad Kramer 氏)

ANSYS 17.0では、プリプロセス(シミュレーションのセットアップ)も桁違いに改善されました。ANSYS 17.0のダイレクトモデリングツールを使用すれば、従来のCADよりも迅速に解析用のジオメトリを作成することができます。 複雑なモデルの保存と読み込みの時間や、一般的なジオメトリ編集機能のパフォーマンスが、最大100倍向上しました。ANSYS 17.0の形状ツールは、ANSYS Workbenchと一層緊密に統合され、加工・複合構造をモデリングするための生産性向上を多くの面で実現しています。また、複雑なシステムの流体プリプロセスの面でも、劇的な向上を遂げています。ANSYS 17.0なら、これまで数日かかっていた多数のパーツからなるモデルの準備とメッシュ生成の時間が数時間に短縮されます。

ANSYS 17.0を導入すれば、ソフトウェアエンジニアは組み込みソフトウェアの開発、テスト、認証取得の生産性を上げることができます。業界に特化した新たな垂直型ソリューションによって、プラットフォームのオープン性と柔軟性のメリットを十分に活かし、ARINC 661/664、FACE、AUTOSARなどの業界標準に 準拠しながら、OEMとサプライヤー間の相互協力を促進できます。

10 倍の洞察力を実現: ANSYS 17.0を導入すれば、高精度なシミュレーションや強力なポスト処理などの高度な機能を使用して、実際の製品の性能を詳細に把握できます。たとえば、プリント基板の設計では、ECAD形状を迅速にインポートして、パワーインテグリティと電子機器冷却を考慮した、熱-構造の連成解析を実施し、応力、変形、疲労を正確に予測することができます。エンジニアは、これらの機能を利用することで、電子部品の信頼性を高めるために必要な基板レイアウトと熱管理手法を設計できます。その結果、数日あるいは数時間かかっていた複雑な基板やパッケージのセットアップと解析が、わずか数分で完了するようになります。

製品の複雑化に伴い、システム全体をシミュレートできることがメーカーにとって明確なアドバンテージになりつつあります。ANSYS 17.0の単一シミュレーションプラットフォームを利用することで、エンジニアは物理モデルをシミュレートするだけでなく、組み込みシステムの設計や組み込みソフトウェアモデルを検討することもできます。これにより仮想システムのシミュレーション、テスト、プロトタイプ作成が可能になり、製品開発の時間とコストを削減できます。ANSYS 17.0では、業界標準のシステムモデリング言語であるModelicaをネイティブにサポートしており、パワーエレクトロニクス用の豊富なモデルライブラリのほか、数百もの機械・流体部品モデルを利用できます。それに加えて、高精度な3次元シミュレーション結果をシステムレベルのモデルに簡単に組み込めるようにプラットフォームが進化しました。これにより実世界のシステムのパフォーマンスをより深く理解することができます。

また、ANSYS 17.0では、幅広い分野に対応するターボ機械シミュレーション機能も大幅に強化され、さまざまな運転条件についてきわめて正確な結果をより短時間で生成できます。エンジニアは、全周ではなく、翼列ごとに1枚のブレードを計算することによって、段数が非常に多い非定常翼列構成を解析し、解析時間を10分の1未満に短縮するとともに、必要な計算リソースを大幅に削減できます。世界の電力の99%がタービンによって生産されていることを考えると、この進歩の重要性は計り知れません。

10倍のパフォーマンスを実現: ANSYS 17.0では、特にハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)分野の全製品ラインのパフォーマンスが強化されました。ANSYS 17.0は、最新のプロセッサ技術を取り入れた最も斬新なHPCソルバーアーキテクチャを採用しています。この技術は、デスクトップ環境からクラウド環境までの多くのIT構成に対応し、シミュレーション結果をより迅速に提供します。

省電力性能の向上した機械の開発には世界中で明らかな需要がありますが、電気機械のシミュレーションに莫大な計算リソースがかかることが進歩の妨げとなっていました。電気機械の過渡電磁界解析には2週間以上かかることもあったのです。ANSYS 17.0の電磁界解析スイートでは、強力なHPC機能を利用して、電子モータ設計の過渡電磁界シミュレーションを大幅に高速化できます。これまで計算に数週間を要していた重要な過渡挙動のシミュレーションも、設計早期に数時間で終わらせることができるため、プロジェクトの遅延や後期の設計変更のリスクを軽減することができます。

「驚くべきテクノロジーです。ANSYS 17.0では当社のHPCハードウェアを余すところなく活用できます。シミュレーションは20倍速くなりましたが、さらに重要なのは、設計に関わる洞察をより深くタイムリーに 得られるようになったことです。これによって、当社では業界をリードする革新的な機械設計が可能になります。新しいANSYSテクノロジーは、さらに複雑な解析をより豊富なシナリオで実施する機能を備えています。」(WEG社、プロダクトエンジニア、Briam Cavalca Bork氏)

すでに発表したように、ANSYSの流体解析ソリューションは、129,000個の計算コアを90%の効率で動作させる性能拡張で、シミュレーションのこれまでの世界記録を破り、この2年間で10倍のパフォーマンスを実現しました。また、構造解析スイートのHPC性能も、目まぐるしく成長を遂げ、計算コアを1,000個まで拡張しています。かつては一晩かかっていた構造シミュレーションも1時間で完了するため、エンジニアは10倍の設計案をテストし、最適な設計をすばやく探し出すことができます。

「さまざまな業界の企業が、ビジネスの革新を加速するデータ集約型モデリングと大規模シミュレーションというニーズの増大に真剣に取り組んでいます。ANSYS 17の新リリースで強化されたすべてのハイパフォーマンスコンピューティング機能に、業界最先端の計算プラットフォームである当社のHPE Apolloを組み合わせてHPCを利用し、ビッグデータを処理することで、当社のお客様は、製品開発プロセスの変革、エンジアリングコストの削減、市場投入期間の短縮を達成できるようになりました。」(Hewlett Packard Enterprise 社、ハイパフォーマンスコンピューティング担当副社長兼ジェネラルマネージャー、Scott Misage氏)

「ANSYS との提携によって、当社は常に卓越したシミュレーション能力を備え、レーシングカーを迅速、効率的、かつインテリジェントに設計・開発してきました。当社の2016年仕様マシン『RB12』では ANSYS 17.0流体スイートを全面的に使用しているため、これまで以上の速さで重要な CFD 解析を実施し、設計上の判断を下すことができています。」(Red Bull Racing and Technology 社、数値ツールおよびテク ノロジー部門長、Nathan Sykes氏)

ANSYS 17.0についての詳細は、http://www.ansys.com/ja-JP/Products/Release-Highlights をクリックしてください。

ANSYS について

ANSYS は、工学シミュレーションの世界的リーディングカンパニーであり、最も複雑な設計上の問題であっても明確化と洞察を可能にし、高速で、高精度で、信頼性に優れた幅広いシミュレーションツール群を提供しています。ANSYS の技術は、業界に関わらずさまざまな企業が、高品質で、革新的で、持続可能な製品設計と製品開発期間短縮の実現へと導きます。1970 年に設立されたANSYS は、約3,000 名の専門家を擁し、うち700 名以上は有限要素解析、数値流体力学、電子工学、電磁気学、組込みソフトウェア、システムシミュレーション、設計最適化といった工学分野の博士号取得者です。本社は米国ピッツバーグ南部にあり、世界中の75ヵ所以上に戦略的販売・開発拠点を持ち、40ヵ国以上のチャネルパートナーとネットワークを築いています。

詳細は、 www.ansys.com をご覧ください。

The ANSYS IR App is now available for download on iTunes and Google Play.

また、ANSYS は主要なソーシャルチャネルで確固たる地位を築いています。シミュレーション関連の情報については、 www.ansys.com/Social@ANSYS をご覧ください。

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アンシス・ジャパン株式会社(ANSYS Japan K.K.)は、米国ANSYS, Inc. 100%出資の日本法人です。ANSYS, Inc. のCAE ソフトウェアを日本で販売し、あわせてサービス、サポート体制を確立するために設立されました。

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